2019年の10月、台風19号が長野県を襲いました。
千曲川が氾濫し、長野新幹線車両センターにある新幹線が水没しました。水に浸かっている数台の新幹線が、ニュースで何度も流れていたので、まだ覚えている人も多いと思います。
あの新幹線は今どうなっているのか……。
2020年1月に、長野新幹線車両センターまで行ってきましたが、現在もこのまま。
野ざらしで、手つかずの新幹線たち。
悲しいことに、浸水したこれらの新幹線はすべて廃車になりました。まさかこんなことになってしまうとは……。まさか千曲川が氾濫するとは……。
千曲川というとあまり聞いたことがない人も多いと思いますが、千曲川は信濃川と同一の河川。千曲川が新潟県に入ると、信濃川という名前になり、信濃川が長野県に入ると千曲川という名前になります。
信濃川同様、千曲川はとても大きな川です。札幌でいうと、豊平川。大阪でいうと、淀川・大和川級の大きさ。
そして、千曲川の周辺には長野の特産物、りんご畑がたくさんあります。
りんご畑もこの有様です。
いつが良かったなんてことはないんですけど、収穫前の10月という時期も悪かった……。
今も河川敷は泥だらけ。立ち入り禁止区域になっています。
千曲川と新幹線車両センターの間にある国道18号にもかなりの泥が流れ込みました。
現在も国道沿いのお店は休業中。このまま閉業するお店もたくさんあると思います。
私の大好きなおそば屋さんが入っているアグリながぬまも、営業を再開できるのかとても心配。
そして、この辺りは、下水処理場があり、そこにも水が流れ込んでしまいました。そのため、3カ月経った今も、し尿の臭いがひどくて外を歩くのも大変です。
まるで、戦争のあと。
私は母の実家が長野にあることもあり、祖母に会いに1年に2.3回は長野を訪れているので、この変わり果てた風景を実際に目にして、言葉が出てこなかったです。
台風が去った3カ月後の今も、まだこのような状況。完全に元に戻ることはないけど、いつものあの風景が戻るまでには、あと数年はかかる。
私は本当に長野県が大好きです。本当に良いところ。
長野駅で食べるおそばも大好きだし、
軽井沢も良いし、
私の大好きな温泉がたくさんあって、何度行っても飽きない場所なんです。
この台風での、長野県の被害総額は、2,318億5,000万円。
こんなときこそ助け合い。
長野県は、観光復興を支援するため、宿泊代金を助成する「長野県ふっこう割」を実施しています。
実施期間:2019年12月17日より順次〜2020年3月中旬
旅行対象期間:2019年12月17日〜2020年3月14日宿泊分
私も北海道胆振東部地震で被災し、もう誰も北海道に来てくれないんじゃないかと思った。でも、北海道のときも「ふっこう割」のおかげで、たくさんの方が本州から北海道に来てくれました。
飲食店などで、本州から来てくれたお客さんなどと話せたときは、本当に嬉しかった。
長野県のふっこう割もたくさん販売されているので、割引クーポンを使っての旅行はどうでしょうか。
長野県ふっこう割!あなたの旅で、長野を元気に。
どこも数量限定、先着順です。
すでに売り切れてしまっているところもありますが、まだ販売中のものもあるので、ぜひお早めに。
旅は旅をする本人が元気になれるのはもちろん、旅先の人たちも元気にさせることができる素敵な産業です。
ぜひ、この機会に長野に行ってみませんか?本当に良いところですよ。