東海道のちょうど、ど真ん中に位置する静岡県袋井市。
クラウンメロンと花火大会が有名な街で、浜松市からは車で30分くらい。遠州三山と呼ばれる、法多山・可睡斎・油山寺の3つの寺院では、夏場は『遠州三山風鈴まつり』を開催。
2017年からはじまったイベントです。
静岡県袋井市の遠州三山をまわってご利益間違いなし!『遠州三山風鈴まつり』へ
まずは、法多山(はったさん)へ。
静岡県の西部に住む人は、初詣は法多山に行くらしく、三が日は大渋滞とのことです。駐車場から境内までは少し距離があるのですが、新緑が目に優しいです。マイナスイオン。
本堂までの”あの”長い階段を登り終えると、風鈴がズラリ。
金魚や朝顔の絵が描かれており、涼しげです。
ちなみに、風鈴の音色を聴くことにより”風が吹いている=涼しい”と脳がイメージして、実際に体温が下がるそうです。ただ、これは日本人独自の感覚らしく、風鈴に馴染みのない外国人の方には、効果がないそうです。不思議。。
そして、この時期は、法多山名物の厄除け団子とかき氷がコラボレーション。厄除け氷。
“厄除氷”はこの季節だけの限定スイーツです。シャリシャリの滑らかな氷と抹茶の深み、そして、団子の甘いあんこが絶妙。お好みで練乳も。
お次は可睡斎(かすいさい)へ。法多山からは車で約10分。
風が吹くと一斉にカラカラと鳴りはじめるカラフルな風鈴。
その数、なんと3,000個。可睡斎が色づけを行なっているらしく、購入することも可能なのだとか。一度にこんなに多くの風鈴を見ることってなかなかないですよね。
風鈴に願いを込めるのも良いですね。
蓮の花が綺麗に咲いていました。
最後は油山寺(ゆさんじ)へ。紅葉がきれいなことで有名なお寺ですが、新緑も鮮やかで癒されます。
油山寺では、岩手県の南部鉄器で作られた南部風鈴が飾られていました。東日本大震災の復興を祈願し、現地から取り寄せたものだそうです。
3つのお寺で風鈴の種類が異なり、音色も雰囲気もさまざま。遠州三山を一気にまわる良い機会でもあり、ご利益もありそう。厄除け氷また食べたいなあ。