インドネシアに留学する前、ひとりで東南アジアをバックパッカーしてたのですが、首都のジャカルタから離れたジョグジャカルタは、日本でいう京都のようで、歴史をとても感じられる街でした。
ジョグジャカルタの観光地で、おそらく一番有名なのが、世界遺産のボロブドゥール遺跡。
ボロブドゥール遺跡への行き方はとても簡単で、女ひとりでも迷わず行くことができました。
女ひとり旅!世界遺産のボロブドゥール遺跡への行き方
行き方としましては、長距離バスを使います。
ツアーなども組まれていますが、ジョグジャカルタまで行けば、個人でも意外とスムーズにボロブドゥール遺跡まで行くことができました。
北にあるジョンボルバスターミナルからボロブドゥール行きのバスに乗ることを推奨されていますが、私は南にあるギワンガンバスターミナルの方がホテルから近かったので、ギワンガンバスターミナルを利用しました。
ギワンガンはギワガンって言った方が通じます。
ギワンガンバスターミナルの長距離バス乗り場に入り込むのに、Rp500徴収されました。
「ボロブドゥール行きのバスはどこだろう〜」とうろうろしてたら、現地の人に「お前どうせボロブドゥールに行くんだろ」的な感じで話しかけられ、バス乗り場を教えてくれました。
あ、上にボロブドゥールって書いてある……!
バスに乗り込みます。
30分に1本ぐらいボロブドゥール遺跡行きのバスが出ていました。切符は車内で買います。切符と言っても、お金を払うだけ。Rp20000(約200円)
しかし、このバス、飛ばす飛ばす。揺れる揺れる。びっくりするくらいのスピードで走って行きます。
「すごいな、このスピード……!」とただただ圧倒されていたんですが、渋滞にハマって気づきました。このバス、クーラー入ってない。。だから、逆に飛ばしてもらわないと暑い!
そして、途中ギターを持った男が乗り込んでくる。いきなり歌を披露しだして、チップを要求してきます。あと、急に膝の上にお菓子置かれて、金を払えだの。。当たり前に購入が強制的なものではないので、返品できます。
ギワンガンターミナルから1時間半でボロブドゥール遺跡入り口に到着
午前8時にギワンガンターミナルを出発し、ボロブドゥールバスターミナルに到着したのが、9時35分。
バスを降りてから入り口までちょっと距離があり、やっとボロブドゥールのチケット売り場に到着!
外人専用窓口があります。別に外国人が優遇されているのではなく、外国人価格を払えというわけです。私は日本でつくってきた国際学生証を持ってきたので、Rp115000(1150円)。高い。
でも、さすがに外国人からお金を取りすぎてると思っているのか、ドリンクサービスあります。
そして、少し歩くと見えてきた、ボロブドゥールが……!
それにしても、押し売りがしつこすぎる。わけのわからない原価10円ぐらいのマグネットを2,000円で売りつけてきます。「高い高い!」って言い続けてたら、1,000円まで下げてきて、それでも高い高いって言ってたら800円に。
「あー、もうしつこい!」って思って、わけのわからない原価10円ぐらいのマグネット3つを700円で買いました。両親へのお土産にします。
インドネシアでもゾウに乗れる。
そして!
遂にボロブドゥール遺跡へ到着。
でかい。とにかくでかい。カメラの画角におさまりきらない。
朝からたくさんの人がいました。
ボロブドゥールから見る朝日は圧巻らしく、朝日を見るためのツアーも組まれているのだとか。朝日希望の人はそのツアーに参加するか、近くのホテルに宿泊するのが良いかもしれません。
振り返ると歩いてきた道が一望できました。
これを人間がつくったわけです。それも、何千年も前に。
こうやって人間と大きさを比べると本当に大きいことがわかると思います。
ボロブドゥール遺跡は、しばらく密林の中に埋もれていたそうです。長年埋れていた原因は、火山の降灰によるものであるとする説と、イスラム教徒による破壊をおそれて人びとが埋めたという説があるそうです。
人口の9割がイスラム教徒の国に、こんな立派な仏教遺跡がある凄さ、素晴らしさ。宗教と歴史は学べば学ぶほど面白い。
そして、帰りのバスにも乗ってきたストリートミュージシャン。
みんな明日を生きるのに必死。日本にいると当たり前に明日がやってきて、明日死ぬかもしれないなんて思うことってないと思います。
しかし、東南アジアに行き、現地の人たちを見ると、いかに私たちは平和ボケしていて、”明日を生きよう!”という活力がないということに気づきました。
毎朝、電車に飛び込む日本人は「死んだら楽になれるのかな」と考える暇がある。彼らにはそんな暇も考えもない。
本来の人間らしさを目の当たりにした気がします。死ぬことなんて一切考えていない。明日を生きることだけを考えている。
発展途上国だろうと、みんな生き生きしていて、心は日本人より豊かかもしれない。
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